2006年06月12日(月)
異文化とマナー
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先日の黒船際の際、市の要請を受けて、日本在住のアメリカ人の高校生のドリル・チームを、 2泊3日で50数人宿泊をお引き受けしました。 今迄外国の個人及び20数人のグループや家族は多く宿泊いただきましたが、連泊で 全員が言語は英語のみという団体は初めてでした。 オープニングセレモニーに初まり、連泊のお世話と先生及び市役所のスタッフとの打ち合わせ、 お別れのセレモニーと、終了するまで神経を使いました。 彼等を見ていて、それぞれの任務や使命に対して全力で頑張っている姿は、とても気持ちの良いものでした。 日本語が話せませんので、お風呂の入り方やマナー等英語で説明させて戴きましたが、 とても良いマナーで出来たと感心いたしました。 特にクアハウスのバーデゾーンの使い方も脱衣所もきれいでした。 日本旅館ではお風呂の使い方や館内でのマナーは文化、習慣、育ち方、 家庭でのしつけ等の反映が如実に表れるものです。 以前テレビであるフランスの有名女優の結婚インタビューの際、彼女曰く “彼はバスの使い方が私の好みで、彼となら一緒に暮らせると思った” ……と答えていました。 日常茶飯の事象に対してさえ、とてもセンシィティブな感性を持ち、それ故に彼女の芸を深め、 目線の持って行き方、手の動き、品の良い口元等、美しいエレガントなビサージュを持つ女優として 称賛されているのでしょう。 彼女の嗜好の片鱗を垣間見た思いで妙にうなずいたのを思い出しました。 たかがお風呂であり、されどお風呂なのです。 いで湯あふれ、緑そよぎ、のどかで平和なこの地は、遠くには伊豆の山々、 近くでは今、盛りとジャスミンの花が香り、 六月の中半には紫陽花が目を楽しませてくれます。 日帰りでも花を愛でて、温泉も美味で堪能出来ます。プチ旅行はいかがでしょう。 皆様お元気で又のお目もじまで。ごきげんよう。 | | |